ピクトグラムやサインってなに?
グラフィックシンボルってなに?
ピクトグラムやサイン
ピクトグラムは一般的に「絵文字」「絵単語」「絵言葉」とよばれ「言語ではなく誰が見ても(国籍、人種関係なく)一目でわかる図」です。
サインは、表示や案内図のことで、場所や施設、禁止や注意を促すたりします。
どちらも「事前に学習しなくてもするにわかる「絵ことば」」になります。
役割
「ピクトグラム」や「サイン」は、どちらも言語が違っていても「何がどうである」ということを通じ合えるコミュニケーションツールであり、私生活の中でもひじょうに大切な枠割を果たしています。
国際的にもあらゆる場所で利用され、道路標識、施設の案内図、非常口、機械などの扱いに表示される記号図など、さまざまな分野や場所において表示されるほど生活の中に馴染んでいます。
このおかげで、言語が違う人でも素早く情報を受けとることができています。
禁止や注意サイン
一般的には、ほぼ世界共通で「〇」は肯定や正解、「×」は否定や不正解を表しています。
「NO」の「N」の形から「〇」に斜線の「\」を入れた禁止サインが考案されてます。
日本工業規格(JIS)では、赤は「防火、禁止。停止、高度の危険」を表し、黄は「注意」のような安全色彩を、標識などの文字、記号、矢印の色に用いることを定めています。
色が持つ心理的イメージについては「色が持つ心理効果やイメージ」で説明しています。
ピクトグラム・サインの例
非常口
公共サイン(トイレ)
禁止サイン
注意サイン
ベルジャンアロー
ベルジャンアローは「ベルギー型矢印」を意味し、国際標準化機構(ISO)の国際規格の矢印として定められています。
人の動きや方向を誘導支持するもので、図記号と組み合わせて表示されることが多くあります。
グラフィックシンボル(図記号)
グラフィックシンボル(図記号)は、「事前に学習が必要なもの」もあり、たとえば円周率を表す「π」や元素記号のようなものは「ピクトグラム」ではなく「グラフィックシンボル」と呼ばれます。
物質の構成要素を記号であらわすことはかつての錬金術においてもおこなわれていた。 化学者ジョン・ドルトンも独自の記号を開発して化学反応を記述していたが、現在はアルファベットでの表記が国際的に使われている。
ドルトンの元素記号 現在の元素記号 元素記号 元素名 元素記号 元素名 H 水素 Sr ストロンチウム N 窒素 Ba バリウム C 炭素 Fe 鉄 O 酸素 Zn 亜鉛 P リン Cu 銅 S 硫黄 Pb 鉛 Mg マグネシウム Ag 銀 Ca カルシウム Au 金 Na ナトリウム Pt 白金 K カリウム Hg 水銀
ピクトグラムとロゴの違い
最初の説明のように、ピクトグラムは一般的に「絵文字」「絵単語」「絵言葉」とよばれ「言語ではなく誰が見ても(国籍、人種関係なく)一目でわかる図」です。
ロゴマーク(ロゴ)は、図案化・装飾化された文字や文字列の「ロゴタイプ」と図形やイラストを組み合わせた「シンボルマーク」に分けられます。
「ロゴタイプ」と「シンボルマーク」の2つを組み合わせたものを一般的に「ロゴマーク(ロゴ)」と呼ばれ、主に組織名や屋号、商号、商品名、雑誌名、書名などに使用されています。
まとめ
今回は、ピクトグラムやサイン、図記号とは何なのか?についてと、いかに生活の中に馴染んでいるかについてでした。