色補正
色調を補正する機能でPhotoshopのCameraRawフィルターにかなりちかく細かい調整ができます。またAIやプリセット、フィルターによるワンクリックで変更する機能もそなえています。
色補正 | AI色補正 |
プリセット | |
フィルター | |
基本補正 | |
トーンカーブ | |
HSL | |
カラーグレーディング | |
ディテール | |
グレイン | |
レンズ補正 | |
キャリプレーション |
ではそれぞれ見ていきましょう。
AI色補正
Evoto AIは、シーンに応じた自動補正機能(AIカラールックアップ)が搭載されています。これにより、光の加減や色合いを瞬時に調整することができます。
たとえば、逆光で撮影した写真でも、AIが自動的に明るさを調整し、被写体を引き立てることができます。この機能は特に、忙しい現場での撮影後に時間を短縮したいと考えるフォトグラファーにとって、非常に便利です。
「AIカラールックアップ」には「おすすめ」のドロップダウンメニュー内にさまざまなカラー設定が用意されています。
AIカラールックアップの適用度はスライダーで調整できます。
それぞれ数値を100で適用された違いです。
違いが分かるように同じ写真で行いましたが、それぞれの雰囲気に合った写真で適用するとよいかと思います。
元画像↓
Evoto AIは、さまざまなスタイルを適用することができる「カラーマッチングルックを作成」も搭載しています。これにより、特定のアーティストや流行のスタイルを簡単に再現でき、自分の作品に独自性を加えることができます。
従来の手法では、スタイルを模倣するには多くの時間と技術が必要でしたが、Evoto AIを使えば、数クリックで理想の仕上がりに到達できます。
「カラーマッチングルックを作成」は自分でアップロードした画像からカラールックを作成してくれます。
プリセット
プリセットはデフォルトで設定されているものもありますが、自分で設定したものもプリセットに保存することができ、同じ補正値を他の画像へ簡単に適用できます。
フィルター
さまざまなシーンに合わせたフィルターが用意されています。ワンクリックで適用でき、スライダーの数値で強度を調整します。
基本補正
基本補正では細かく調整することができます。Photoshopを使ったことがあればCameraRawフィルターの操作感に近いと考えてもらえるとわかるかもしれません。
・色温度
・色合い
・露光量
・コントラスト
・明度
・ハイライト
・シャドウ
・白レベル
・黒レベル
・明瞭度
・自然な彩度
・彩度
これらが手動や自動、あるいは人物のみやそれぞれのパーツのみ、マスクをかけてコントロールすることもできます。
トーンカーブ
Photoshopになりますがトーンカーブの解説はこちらの記事で書いています。
HSL
HSLは、色相(Hue)、彩度(Saturation)、輝度(Lightness)の組みあわせで色補正を行います。
ディテール
ディテールには「シャープ」「ノイズ軽減」「ノイズリダクション」の調整ができます。ピンボケがあったり、画像全体のざらつきがあったりする場合に使うことが多いです。
分かりやすく拡大した画像です↓
グレイン
粒子やノイズを除去するさいにも使われますが、逆につるっとしすぎたものに質感を加えるためにも使用できます。
レンズ補正
ゆがみの補正やビネットを調整できます。
ビネットは四隅を暗くして、被写体や中央を強調する効果を与えます。PhotoshopのCameraRawフィルターでいうところの周辺光量補正にあたり、ミッドポイントは中心点に当たります。
最後に
今回、Evoto aiの機能の一つ「色補正」を見てみました。PhotoshopのCameraRawフィルターと比べると少し簡略化された機能になりますが、実際は今回の機能だけで十分効率を上げられると感じました。
同じ色調整を大量に行わなくてはいけない場合などひじょうにスピーディーに作業できるでしょう。