このページはこんな疑問に答える記事になります。
✓レタッチって何だろう?
✓レタッチって何するの?
✓レタッチに種類はあるの?
簡単に説明すると、レタッチとは写真や画像の修正や加工(合成なども含め)をすることを指し、レタッチを行う人のことをレタッチャーと呼びます。
基本的にレタッチでは何らかの理由で欠陥が生じてしまった画像を修正するためにであったり、より良く(より美味しそうに、より美しくなど)するために行われます。
レタッチは、写真や画像を扱うさまざまな分野(広告、出版、マーケティング、グラフィックデザイン、Webデザイン、対象物など)において重要な役割でもあります。
今では加工アプリやAIでワンタッチ、ワンクリックでできてします時代ではありますが、やはり細部まで注意深く、クオリティも求められる場合には手作業によるレタッチが不可欠でもあります。
僕の個人的な見解ですが「機械的なでありながらもクリエイティビティな作業」だと感じています。理由はAIのように自動でできてしまう部分もありながらも人間的な感覚と手作業が必要になるからです。
レタッチで行う工程
レタッチにはいくつもの行程があります。
一般的には画像の色合い、コントラスト、露出、シャープネス、ディテールなどを調整や不要な部分を削除、欠陥や傷、汚れを修正、アナログ画像をデジタル画像に変換するスキャニング、画像についている汚れや傷を取り除くクリーニング、古い写真を修復するレストレーション、創作的に背景や部分的に描画なども行います。
レタッチのジャンル
レタッチのジャンルには「イメージレタッチ」「ビューティーレタッチ」「マットペイント」などに分けることもできます。
イメージレタッチ
イメージレタッチは、写真や画像を改善するレタッチでもっとも一般的にイメージされやすいレタッチではないかと思います。
この種類のレタッチは、写真の色合い、コントラスト、明るさ、シャープネス、そしてその他の細かいディテールを調整、また、写真の欠陥や傷、汚れを取り除くなどを行います。
ビューティーレタッチ
ビューティーレタッチは、主にファッションや美容、ナイトレジャーなどの分野で使用されるレタッチの種類です。
この種類のレタッチでは、メインは「人物」なのでモデルの肌の質感や色調、シワやシミの修正、目の下のクマの取り除きなど、美しさを引き立たせるための処理が行われます。また、口紅の調整、ヘアスタイルの微調整なども行われます。
マットペイント
マットペイントは、映画やテレビの視覚効果などで使用されるレタッチの種類です。
この種類のレタッチでは、CGや実写の映像に手描きのエフェクトを追加など行い、これにより、CGと実写のシーンをシームレスに統合することができます。また、建物や車両などの背景を創作することもできます。
レタッチで使うツールは?
レタッチを行う上で必要不可欠なのはレタッチツールになり、無料から有料までさまざまなツールがあります。中でももっとも頻繁に使われている代表的な3つのレタッチツールPhotoshop、Lightroom、GIMP紹介します。
Photoshop(フォトショップ)
AdobeのPhotoshopは、写真のレタッチに最も広く使われているツールの一つです。Photoshopには多数の機能があり、レタッチに必要なほとんどすべてのツールが含まれています。
また、レタッチのみだけでなくアート作品を創ったり、グラフィックデザインやWebデザインなどを行う上でも欠かせないツールです。
ちなみにPhotoshopの操作も覚えながらAdobeを少しでも安く使いたいならコチラがおすすめです。
Lightroom(ライトルーム)
Lightroomは、Photoshopと同様にAdobeが提供するツールの一つです。
Lightroomは、RAW形式の写真を処理するためのツールとして設計されていて、露出調整、色調補正、シャープネス、そして色温度などの機能が含まれています(Photoshopも同様の機能があります)。Lightroomは、RAWファイルを扱うために最適化されているため、写真家にとっては非常に便利なツールとなっています。
GIMP(ギンプ)
GIMPは、Photoshopと同様の機能を提供するオープンソースのレタッチツールです。
GIMPもPhotoshopに似たさまざまな機能が含まれ、Photoshopに比べて無料で提供されているため、アマチュア写真家やレタッチャーにとっては良い選択肢となっています。
まとめ
レタッチは、さまざまな分野で使用される写真や画像を修正するための重要な役割を担っています。
画像の品質を向上させ、プロジェクトに必要な視覚的な効果を作り出すことができ、また、レタッチは、写真や画像をより美しく見せることができます。これにより、ビジネスや個人の目的に合った画像を作成することができます。
レタッチにはさまざまな種類のレタッチがあり、目的や用途によってレタッチの方法も変ってきます。
ただ、先述の「レタッチで行う工程」であるように目的や用途に応じてどのようなレタッチを行うかなので、
明確にジャンル分けして「これはやる、これはやらない」と分けていく考えではなく、対象や目的が何かによってレタッチを行う工程が増減する、必要に応じてあらゆる手法や手段を駆使すると考えた方がいろいろ柔軟に対応ができると思います。