今回Photoshopで人物を合成するとき、なかなかな背景となじまなくてイライラ、、、ってこともあると思います。
そんな時この方法を試してみてください。
合成なじませテクニック・パート1
初めに紹介するのは【乗算】と【ぼかし(ガウス)】でなじませるテクニックです。
今回使用した画像は人物と背景の二枚の画像です。
*人物は切り抜かれているものを使用しています。使用した背景素材は元々合成されている画像なので少し違和感がありますが、今回は人物と背景なのでそこは気にせずに。
このように重ねただけなので人物が浮いて不自然になっています。
ではこれを背景となじませていきます。
【Ctrl】+Jで背景レイヤーを複製します。
複製した背景を選択した状態で人物のスマートオブジェクトを【Ctrl】+クリックで選択範囲を読み込みます。
このように選択範囲が作成されます。
【レイヤーマスクを追加】します。
人物レイヤーを選択し描画モードを【乗算】に変更します。
こんな感じで人物が透けた感じになりました。
次にコピーした背景レイヤーを選択。
【フィルター】メニュー【ぼかし】から【ぼかし(ガウス)】を選択します。
今回、半径を:49.8%にしていますが使用画像によって調整してください。
これだけで簡単に背景となじませることができ合成の下地が完成しました。
あとは「トーンカーブ」などで明るさを調整したり、テクスチャを重ねて臨場感を演出したりは自由に行ってください。このような感じにしてみました。
違う人物画像と背景でもうまくなじませることができます。
合成なじませテクニック・パート2
次に紹介するのは【ハードライト】と【ぼかし(ガウス)】を使ってなじませる方法です。
背景をコピーして一番上に配置します。
描画モードを【ハードライト】に変更します。
このようになりました。
背景のコピーを選択した状態で人物スマートオブジェクトを【Ctrl】+クリックし選択範囲を読み込みます。
選択範囲が作成されました。
レイヤーマスクを追加します。
スマートオブジェクトを選択。
【フィルター】メニュー【ぼかし】から【ぼかし(ガウス)】を選択します。
半径は使用画像によって調整してください。
パート1よりは明るいですが背景画像となじませることができました。
あとは同様にあとは「トーンカーブ」などで明るさを調整したり、テクスチャを重ねて臨場感を演出したりは自由に行ってください。このような感じにしてみました。
違う人物背景でもこのように上手くなじませることができます。
チュートリアル動画
まとめ
【乗算】と【ぼかし(ガウス)】でなじませる方法や【ハードライト】と【ぼかし(ガウス)】でなじませる方法の結果には違いはありますがトーンカーブなど補正すれば同様の結果にすることもできます。使用する画像によってはうまくいかないい場合もありますが、ひじょうに簡単な方法なのでぜひ合成の際はお試しあれ。