今回、PhotoshopCCの「空を置き換え」機能の操作方法、どのような画像がAIで認識され置き換えることができるのか、背景の追加方法、追加できる画像は、など試してみました。
「空を置き換え」基本操作
置き換える方法は非常に簡単で【編集】メニュー【空を置き換え】を選択します。
操作パネルはシンプルなので特別難しい操作はありません。
矢印をクリックするとデフォルトの3つのグループがあり、その中から好きな空に置き換えることができます。
空(背景画像)を新規で追加する
デフォルト以外で素材を使用したい場合、赤枠のアイコンをクリックし画像を選択し追加します。
新規で追加することができました。
出力先を選択することができます。
【新規レイヤー】で出力した場合、グループレイヤーが作成されその中に3つの調整されたレイヤーが作成されて表示されます。
また、自動で夕日のトーンに調整された「トーンカーブ」が作成されます。
【レイヤーを複製】で出力した場合、空が置き換えられ複製されたレイヤーが作成されます。
簡単に置き換えができました。
どこまでの「空」が可能なのか
色んなパターンの空で置き換えが可能かを検証してみました。
可能だったパターン
①建物の隙間の「空」
②窓の外の「空」
③ごちゃごちゃした街並みにある「空」
④境界線がはっきりしていないぼやけた「空」
⑤複雑な建物内から見える空
置き換えはできたけど上手くいかないパターン
夜空・空が暗いあるいは黒(そもそも空とうまく合わない)、背景が白で境界線がわかりにくい
「置き換え」ができなかったパターン
こういった画像ではそもそも「空」が検出されませんでした。
「空(背景)」として適用できる画像の検証
空が存在している・背景が白や黒など単色など
色々試してみましたが、以下の画像の赤枠以外は空(背景)として置き換えることができました。
昼夜背景とうまくなじまない場合も
昼間の画像に夕日や夜の空を置き換えても自動で上手くいかない場合があります。
元画像
濃い夕焼けを入れてみた場合くっきりとトーンが分かれてしまいました。
夜空の月を入れてみた場合も同様でした。
こういった場合には、やはり手動で手直しが必要のようです。手直しの手順は動画の後半にて説明してますのでそちらを参考ください。
チュートリアル動画
まとめ
空がはっきりと存在している画像はもちろんかろうじて確認できる画像においても高精度で置き換えが可能。空(背景)として追加できる画像は「空」以外でも一部可能です。なので、空を置き換えるだけでなく簡単な合成を行う際にもかつ用意できそうです。