人物レタッチをはじめ、イラストや写真編集など、クリエイティブな作業に欠かせないペンタブ。この記事では、2025年時点で特に支持されているモデルを紹介します。初心者の方にはコスパ重視のモデル、プロ志向の方には精度と操作性に優れたモデルを選びました。用途別のおすすめも解説していますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
ペンタブって何?必要なの?って方はあわせて読んでみてください↓
ペンタブの選び方(ポイント)
- 用途:人物レタッチ/イラスト/3Dなど自分の主目的を決める
- 板タブ or 液タブ:直描き重視なら液タブ、コスパと軽快さなら板タブ
- 筆圧・描画範囲:8192レベル以上・作業サイズに合う面積
- 接続方式:USBの安定性/Bluetoothの省配線
- 予算:入門は1万円台〜、液タブは数万円〜
ペンタブの種類と特徴一覧
種類 | 特徴 | メリット | デメリット | 主な用途 |
---|---|---|---|---|
板タブ(非液晶タイプ) | 描画面とモニターが別。ペンの動きはモニター上に反映。 | 軽量で持ち運びやすい、価格が安い | 見る場所と描く場所が異なるため慣れが必要 | 写真レタッチ、イラスト、学習用途 |
液晶ペンタブ | 描画面に直接描き込めるタイプ。モニター兼タブレット。 | 直感的な描き心地、初心者でも違和感が少ない | 高価で重量があり、設置スペースが必要 | イラスト制作、精密レタッチ、プロ用途 |
モバイル液晶ペンタブ | 液晶ペンタブとPCが一体化、またはiPadなど独立型デバイス。 | PC不要で外出先でも作業可能 | 処理性能やストレージが制限されることがある | 外出先での編集、軽作業、ラフ修正 |
ペン入力対応ディスプレイ | モニター自体にペン入力機能が内蔵。 | 液晶ペンタブ同様の描き心地、配線が少ない | 対応ペンやソフトが限られる場合あり | 写真・動画編集、ビジネス用途 |
トラックパッド+ペン入力機能付き | 一部ノートPCやトラックパッドにペン入力対応。 | 機器追加が不要、コンパクト | 筆圧感知性能や描き心地が低め | 軽微な補正作業、メモ書き |
ペンタブおすすめランキングTOP5|人物レタッチに強い厳選モデル
人物レタッチ・イラスト・写真編集まで、目的別に価格・使いやすさ・対応ソフトの充実度 を総合的に判断しました。初心者にはコスパ、プロ志向には精度と操作性を重視して選定しています。
*購入の際は仕様等を販売サイトでご確認してください。
第1位:Wacom Intuos Pro Medium プロ定番
精度・描き心地・カスタマイズ性の総合力。エクスプレスキーやマルチタッチで効率化。人物レタッチ〜本格イラストまで幅広く対応。
- 強み:描き味・ショートカットの自由度・堅牢性
- 弱み:価格が高め
- こんな人に:プロ志向/作業効率を極めたい。中級〜上級のレタッチャー、コスパ重視
おすすめ度:★★★★★

第2位:Wacom Intuos Medium(ベーシック/ワイヤレス) コスパ◎
エントリー〜中級の最有力。8192レベルの筆圧で人物レタッチも十分。
プロモデルより筆圧検知や反応速度は控えめ
- 強み:描き味・ショートカットの自由度・堅牢性
- 弱み:価格が高め
- こんな人に:ペンタブ初挑戦の方〜上級のレタッチャー、コスパ重視
おすすめ度:★★★★★
【特集】Intuos Medium ベーシック vs ワイヤレス:比較&使用レビュー
モデル名 | 接続方式 | 特徴 | 向いている人 |
---|---|---|---|
ベーシック | USB(有線) | 安定・充電不要・遅延に強い | 安定性とコスパ重視 |
ワイヤレス | Bluetooth/USB | 配線スッキリ・レイアウト自由度 | ケーブルレスで作業したい |

僕は日常的に
- Wacom Intuos Medium ベーシック
- Wacom Intuos Pro Medium(TPTK670K0C)
の2台を使用しています。
Proモデルは描き心地・カスタマイズ性ともに素晴らしいですが、価格が高く、趣味用途にはオーバースペックになることも。そのため、価格と性能のバランスではWacom Intuos Medium ベーシックが一押しです。有線接続で安定しており、筆圧8192レベルの表現力は人物レタッチでも十分。USB接続なら充電切れの心配もなく、長時間作業に向いています。

第3位:One by Wacom Medium
ドライバをインストールすればWindows・Macに加え、Chromebookにも対応するシンプルな板タブ。筆圧感知は2048レベルと上位機種には劣るものの、書き心地は滑らかで、価格も抑えめです。
- 強み:価格が安い/シンプル操作/Chromebook対応
- 弱み:圧レベルが低め(2048レベル)/エクスプレスキーなし
- こんな人に:初めてペンタブを使う/予算を抑えて学習・軽作業をしたい人/Chromebookで利用したい人
おすすめ度:★★★★☆

第4位:XP‑Pen Deco 01 V2
低価格ながら必要十分な筆圧と作業面積で入門に最適。初めての1台に。
- 強み:価格・作業面積・扱いやすさ
- 弱み:ソフト連携やビルドクオリティは上位機種に劣る。ペン先の交換頻度がやや多い
- こんな人に:入門者。とにかく価格をおさえたい。
おすすめ度:★★★☆☆

第5位:Huion Inspiroy 2 S
コンパクト&軽量。モバイル用途や省スペース環境に向くサブ機にも。
- 強み:携帯性・価格
- 弱み:描画面積が小さい
- こんな人に:初心者、予算を抑えたい方
おすすめ度:★★★☆☆

第6位:Wacom Cintiq 16(液タブ)
特徴:プロ向け4K液晶、筆圧8192レベル、傾き検知対応。直描きの自然さを手頃なサイズで実現。色確認と描画を同時に行いたい人向け。
- 強み:直感的な描き心地、色精度が非常に高い視差の少なさ
- 弱み:高価・大型で設置場所が必要
- こんな人に:プロのレタッチャー、商業制作
おすすめ度:★★★☆☆

用途別おすすめ
用途 | モデル | 理由 |
---|---|---|
人物レタッチ(入門〜中級) | Wacom Intuos Medium/XP‑Pen Deco 01 V2 | 8192レベルの筆圧+コスパの良さ |
繊細な線画・塗り | Intuos Pro Medium | 表面シートの描き心地とショートカットの豊富さ |
直描き・色確認重視 | Wacom Cintiq 16 | 視差が少なく、直感的な操作が可能 |
長く使うためのメンテ&チェック
- ペン先(ニブ)交換:摩耗したら早めに交換
- ドライバ更新:不具合や遅延対策に有効
- 表面シート:摩耗や反射を抑えて描き心地を維持
まとめ
直描き派は Cintiq 16 を検討。
入門は Intuos Medium(ベーシック) が最有力。安定・高コスパ。
効率化を極めるなら Intuos Pro Medium。
人物レタッチでペンタブは必須ではありませんが、精密な作業を効率的に行うなら非常に有効なツールです。予算や作業内容に応じて導入を検討するとよいでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. ペンタブは初心者でも使える?
はい。最初は慣れが必要ですが、数日で基本操作はマスターできます。
Q2. 液晶ペンタブと板タブ、どっちがおすすめ?
描きやすさを重視するなら液晶ペンタブ、コスパを重視するなら板タブがおすすめです。
Q3. マウスと併用できる?
可能です。作業内容によって使い分ける人も多いです。
Q4. 安いペンタブでも効果ある?
筆圧感知がある製品なら、安価でも十分効果を実感できます。
Q5. フォトショップ以外でも使える?
はい。Clip Studio、Affinity Photoなど幅広いソフトで利用可能です。
Q6. ペンタブの耐久性は?
ペン先は消耗品ですが、本体は数年単位で使用可能です。