【AfterEffects(アフターエフェクト)】火の粉風の光の粒が中央へ集まってロゴが出現。流れる光をつけ最後にキランとロゴの角が輝くアニメーションの作成方法です。
【AfterEffects】火の粉のような光の粒が集まりロゴを出現させるアニメーション作成しました。
チュートリアル動画は明日公開しますので見てね~#AfterEffects#アフターエフェクト pic.twitter.com/ZYvvr1Katl
— RYUJI@ブログ×レタッチ×動画 (@r_chapter8) January 29, 2020
ロゴに流れる光を作成
新規コンポジション
を作成。
ロゴデータを読み込み、
タイムラインにドラッグします。今回はAiデータを使用していますが通常の画像でもOK。
【エフェクト】メニュー、
【描画】から【CC Light Sweep】を選択します。
ライトがセットされます。
「エフェクトコントロール」パネルから以下の数値に設定。
・Direction:-13.0
・Sweep Intensity:50
・Edge Intensity:0.0
・Edge Thickness:0.0
インジケーターを「0」秒に移動させます。
【Center】にキーフレームを設定。
光のラインをドラッグし左端まで移動させます。
光が消える位置まで移動させました。
インジケーターを「5」秒まで移動。
光のラインを右端からはみ出すまで移動。
光の加減を調整します。
・Width:80.0
・Sweep Intensity:60.0
これで流れる光ができました。
キランと輝く光を作成
【エフェクト】
メニュー、
【描画】から【CC Light Rays】を選択。
「エフェクトコントロール」パネル、
【CC Light Rays】内の【Center】の十字のアイコンをクリック。
右上の角にクリックでセットします。
インジケーターを「4.15」秒へ移動させます。
【Intensity】を「150」にしキーフレームを設定。
インジケーターを「4」秒へ移動。
【Intensity】を「0」に変更。
インジケーターを「5」秒へ移動。
【Intensity】を「0」に変更。
これでキランと輝く光が作成できました。
粒が集まっていくアニメーションを作成
【新規コンポジション】
を作成。
タイムラインに「Logo」をドラッグ。
「Logo」レイヤーを選択し【Ctrl】+Dで複製し、
複製したレイヤーを選択し【Enter】を押し、名前を変更しておきます。
「Logo02」を非表示にしておき「Logo」を選択。
【エフェクト】メニュー、
【シミュレーション】から【CC Ball Action】を選択。
このような表示になります。
「エフェクトコントロール」パネル、
【CC Ball Action】内の【Grid Spacing】を「0」に変更。
インジケーターを「3」秒へ移動。
【Scatter】にキーフレームを設定。
インジケーターを「0」へ移動します。
【Scatter】を「50.0」と入力。
これで細かい粒が集まってロゴの形になるアニメーションができました。
次にインジケーターを「0:00:02:20」へ移動させ、
【トランスフォーム】内の【不透明度】にキーフレームを設定。
インジケーターを「3」秒へ移動。
【不透明度】を「0」に変更。
カメラを設定し手前から奥に遠ざかるアニメーション作成
【レイヤー】
メニュー【新規】から【カメラ(Ctrl+Alt+Shift+C)】を選択。
【プリセット】を「35mm」にしOK。
インジケーターを「3」秒へ移動。
【カメラ1】レイヤーの【トランスフォーム】から、
【位置】にキーフレームを設定。
インジケーターを「0」へ移動させ、
【位置】のZ軸の数値を「0」に変更。
ここまででこのようになりました。
回転を加える
インジケーターを「3」
秒まで移動させます。
「Logo」レイヤーを選択。
「エフェクトコントロール」パネルの、
【CC Ball Action】から【Rotation】にキーフレームを設定。
インジケーターを「0」に移動させます。
【Rotation】に「180」を入力。
これで回転が加わりました。
球体を火の粉っぽくする
【CC Ball Action】
の【Ball Size】を「30」とします。
【エフェクト】メニュー【描画】から【塗り】を選択。
【塗り】の【カラー】を白に変更。
【エフェクト】メニュー【スタイライズ】から【グロー】を選択。
「エフェクトコントロール」パネルの【グロー】から以下に設定します。
・グローのしきい値:16.5
・グローの半径:20.0
・グローの強度:5.0
・グローカラー:A&Bカラー
カラーを以下に変更。
・カラーA:ffc00
・カラーB:ff3600
球体の色が変更されました。
球体の数を増やす
「Logo」
レイヤーを選択し【Ctrl】+Dで複製します。
名前を「Logo03」に変更。変更はレイヤー上で【Enter】を押すと変更できるようになります。
「Logo03」をドラッグし「Logo」レイヤーの上に配置。
「Logo03」を選択し【CC Ball Action】から以下に設定。
・Scatter:「20」
・Ball Size:「20」
・描画モード:「加算」
このように球体が増えました。
「Logo02」を調整
非表示にしてあった「Logo02」を表示させ【3Dレイヤー】を有効にします。
インジケーターを「3」秒に移動させます。
【トランスフォーム】内の【X回転】にキーフレームを設定。
インジケーターを「0」にして【X回転】の角度に「180」を入力します。
インジケーターを「2.15」秒に移動。
【トランスフォーム】内の【不透明度】を「0」に変更しキーフレームを設定。
インジケーターを「3」秒に移動。
【不透明度】を「100」に変更。
これで球体が集まって、それに入れ替わりロゴが出現するようになりました。
調整レイヤーを作成
【レイヤー】
メニュー【新規】から【調整レイヤー(Ctrl+Alt+Y)】を作成。
【エフェクト】メニュー【ブラー&シャープ】から【ブラー(ガウス)】を選択。
「エフェクトコントロール」パネルの
【ブラー】内から【エッジのピクセルを繰り返す】にチェック。
インジケーターを「2」秒へ移動。
「調整レイヤー」内の【ブラー(ガウス)】から【ブラー】の数値を「30」にしキーフレームを設定。
インジケーターを「3」秒へ移動。
【ブラー】の数値を「0」に変更します。
【楕円形ツール】を選択。
マスクを作成。
「調整レイヤー」から【マスク】の【反転】にチェックを入れて【マスクの境界のぼかし】を「700」に設定。
【エフェクト】メニュー【カラー補正】から【トーンカーブ】を選択。
以下のように調整します。
流れる光のタイミングを調整
ロゴが出現しきってから光が流れるようにしたいので調整します。
「Logo」のコンポジションに切り替えます。
レイヤーの【エフェクト】内の【CC Light Sweep】から【Center】キーフレームを「0」から「3」秒手前にドラッグし移動。
【CC Light Rays】のキーフレームもドラッグし微調整。
「コンポジションA」に切り替え確認し大丈夫なら完成です。
動画チュートリアル
動画ではロゴの角がひかる工程を最後に行っていますが、順番は入れ替わっても問題ないです。
まとめ
今回は少し長い工程(まあまあ長い)です。これまでの、
・【AfterEffects】キラキラ輝く映画タイトル風にカッコよく見せるアニメーション
・【AfterEffects】光の粒が緩やかに上昇する背景アニメーション(宇宙風)
・【AfterEffects】タイトルロゴ用にも使えるフレアの背景アニメーション
など、基本的に操作方法は似てるので「工程が多くて難しそう」と感じたら先に試してみてください。
今回は「【AfterEffects】火の粉のような光の粒が集まってロゴを出現させる方法」でした。
また、次回をお楽しみに。