【Photoshop】フラスコやビーカーのような背景が透ける透明素材の作成方法

Photoshop(フォトショップ)で、背景が透けて見える透明な素材の作成方法。フラスコやビーカー素材を作成していきます。

 

【使用素材】

バブル

背景を作成

透明素材が見えやすいように背景を作成していきます。

*この工程はなくてもOKです。

【グラデーションオーバーレイ】を選択。

 

・描画モード:通常

・不透明度:100%

・グラデーション:好みでOK

・スタイル:円形

・角度:35°

・比率:100%

・「逆方向」「シェイプ内で作成」にチェックを入れる

 

背景が完成しました。

 

透明素材となるフラスコを作成

透明素材のもととなるフラスコを作成します。

【新規レイヤー】を作成(名前をフラスコに変えています)。

 

 

【ペンツール】でフラスコを作成していきます。

 

 

必ず【シェイプ】を選択してフラスコ(図形)を作成。

 

 

こんな感じのビーカーにしてみました。

 

作成したフラスコ図形を透明にしていく

作成したフラスコ選択(名前をフラスコ01に変更しています)、

レイヤーパネルから【塗り】を必ず0%に変更してください。

 

 

作成したフラスコの図形を【Ctrl】+Jで複製します。

 

 

「フラスコ01」を選択しダブルクリックか「レイヤースタイルを追加」から【レイヤースタイル】を開きます。

 

 

「ベベルとエンボス」「輪郭」「シャドウ(内側)」「光彩(内側)」「サテン」「グラデーションオーバーレイ」「パターンオーバーレイ」を設定していきます。

*使用する図形によって数値は調整して下さい。

 

【ベベルとエンボス】

・スタイル:ベベル(内側)

・テクニック:滑らかに

・深さ:199

・方向:上へ

・サイズ:40PX

・ソフト:0PX

・角度:120°

・高度:64°

・光沢輪郭:線形

・ハイライトモード:スクリーン(白)/不透明度:100%

・シャドウのモード:乗算(黒)/不透明度:25%

・アンチエイリアスにチェックを入れる

【輪郭】

・範囲:90%

【シャドウ(内側)】

・描画モード:通常(黒)

・不透明度:30%

・角度:-60°

・距離:60px

・チョーク:0%

・サイズ:70px

・輪郭:円錐

・ノイズ:0%

・アンチエイリアスにチェックを入れる

【光彩(内側)】

・描画モード:通常

・不透明度:20%

・ノイズ:0%

・カラー:黒から透明

・テクニック:さらにソフト

・ソース:エッジ

・チョーク:0%

・サイズ:65px

・輪郭:線形

・範囲:50%

・適用度:0%

・アンチエイリアスにチェックを入れる

【サテン】

・描画モード:スクリーン(白)

・不透明度:100%

・角度:135°

・距離:13px

・サイズ:40px

・輪郭:角丸ステップ

・アンチエイリアスにチェックを入れる

【グラデーションオーバーレイ】

・描画モード:通常

・不透明度:100

・グラデーション:透明と白を交互にしています。

・スタイル:線形

・角度:60°

・比率:100%

・シェイプ内で作成にチェックを入れる

【パターンオーバーレイ】

・描画モード:カラー

・不透明度:15%

・パターン:Nebula
(従来のパターン⇒パターン内にあります)

・角度:0°

・比率:1000%

・レイヤーにリンクにチェックを入れる

 

*従来のパターがない場合の追加方法

【ウィンドウ】から【パターン】を選択。

 

 

パネル右上のハンバーガーメニューから【従来のパターンとその他】で追加できます。

 

 

ここまででこのようにフラスコっぽくなりました。

 

チャプターエイト

ガラスボトルを背景に透過させ光や影を作成し合成してみました。光のつけ方反射の向き屈折した光などを追加しています。…

フラスコに影と光を追加

「フラスコ01のコピー」を選択しダブルクリックか「レイヤースタイルを追加」からパネルを開きます。

 

 

【ベベルとエンボス】【シャドウ(内側)】【光彩(内側)】【サテン】【グラデーションオーバーレイ】を設定していきます。

 

【ベベルとエンボス】

・スタイル:ベベル(内側)

・テクニック:滑らかに

・深さ:65%

・方向:下へ

・サイズ:10px

・ソフト:0px

・角度:120°

・高度:74°

・光沢輪郭:円錐・反転

・ハイライトモード:スクリーン(白)

・不透明度:100%

【シャドウ(内側)】

・描画モード:オーバーレイ(黒)

・不透明度:30%

・角度:-90°

・距離:12px

・チョーク:6%

・サイズ:17px

・輪郭:ガウス

・ノイズ:0%

【光彩(内側)】

・描画モード:オーバーレイ

・不透明度:30%

・ノイズ:0%

・カラー:白から透明へ

・テクニック:さらにソフト

・ソース:エッジ

・チョーク:0%

・サイズ:15px

・輪郭:円錐

・距離:50%

【サテン】

・描画モード:スクリーン(白)

・不透明度:100%

・角度:135°

・距離:3px

・サイズ:10px

・輪郭:角丸ステップ

・アンチエイリアスにチェックを入れる

【グラデーションオーバーレイ】

・描画モード:スクリーン

・不透明度:60%

・グラデーション:白から透明へ

・スタイル:円形

・角度:60°

・比率:100%

・シェイプ内で作成にチェックを入れる

 

ここまででフラスコは完成です。

 

 

背景を非表示にした場合、背景が透過して見えます。

 

 

では、今作成したレイヤーを【Shift】を押しながら選択し【Ctrl】+Gでグループ化しておきます。

 

フラスコに目盛りをつける

【新規レイヤー】を作成。

 

 

【ラインツール】を選択。

 

 

シェイプにし線を2pxに設定。

 

 

まっすぐラインを引きます。

*いったんフラスコの外で目盛りを作成しています。

 

 

線をレイヤーパネルから【Ctrl】+J、

あるいはオブジェクトに選択し【Alt】+ドラッグで複製し長さを互い違いに並べます。

追加で数字も作成。

 

 

フラスコ同様に【塗り】を0%に変更し、

【レイヤースタイル】を開「ベベルとエンボス」「グラデーションオーバーレイ」を設定していきます。

 

【ベベルとエンボス】

・スタイル:ベベル(内側)

・テクニック:滑らかに

・深さ:100%

・方向:下へ

・サイズ:0px

・サイズ:0px

・角度:90°

・高度:30°

・光沢輪郭:線形

・ハイライトのモード:スクリーン(白)/不透明度:0

・シャドウのモード:乗算(黒)/不透明度:60%

【グラデーションオーバーレイ】

・描画モード:スクリーン

・不透明度:80%

・グラデーション::白から灰色

・スタイル:反射

・角度:0°

・比率:100

・逆方向にチェックを入れる

・シェイプ内で作成にチェックを入れる

目盛りが刻まれました。

これをすべてのラインに適用していきます。

次は数字の方にもレイヤー効果を適用していきます。

数字には「ベベルとエンボス」「グラデーションオーバーレイ」「ドロップシャドウ」を適用していきます。

【ベベルとエンボス】

・スタイル:ベベル(内側)

・テクニック:滑らかに

・方向:上へ

・サイズ:0%

・ソフト:0%

・角度:90°

・高度:30°

・光沢輪郭:線形

・ハイライトのモード:スクリーン(白)/不透明度:70%

・シャドウのモード:乗算(黒)/不透明度:50%

・包括光源を使用にチェックを入れる

【グラデーションオーバーレイ】

・描画モード:通常

・不透明度:100%

・グラデーション:白から透明へ

・スタイル:線形

・角度:0°

・比率:100

・シェイプ内で作成にチェックを入れる

【ドロップシャドウ】

・描画モード:オーバーレイ(カラー:2f3a47)

・不透明度:30%

・角度:120°

・距離:1px

・スプレッド:0%

・サイズ:0%

・輪郭:線形

・ノイズ:0%

 

ラインと数字に適用しこのようになっています。

 

 

フラスコ同様に目盛りをグループ化しておきます。

 

フラスコ内に液体を作成する

フラスコのグループレイヤーの下に新規レイヤー(水面)を作成します。

 

 

【楕円形ツール】を選択。

 

 

フラスコ内に水面を作成します。

 

 

フラスコ内に楕円形を作成したらレイヤーパネルで【塗り】を0%に変更、

ダブルクリックで「レイヤースタイル」パネルを開きます。

 

 

「シャドウ(内側)」「光彩(内側)」「グラデーションオーバーレイ」「ドロップシャドウ」を適用していきます。

 

【シャドウ(内側)】

・描画モード:焼き込み(リニア)黒

・不透明度:20%

・角度:120°

・距離:5px

・チョーク:0%

・サイズ:20px

・輪郭:リング・二重

・ノイズ:0%

【光彩(内側)】

・描画モード:スクリーン

・不透明度:30%

・ノイズ:0%

・カラー:白から透明へ

・テクニック:さらにソフト

・ソース:エッジ

・チョーク:0%

・サイズ:5px

・輪郭:線形

・範囲:50%

・適用度:0%

【グラデーションオーバーレイ】

・描画モード:スクリーン

・不透明度:40%

・グラデーション:白から透明

・線形

・角度90°

・比率:50%

【ドロップシャドウ】

・描画モード:焼き込み(リニア)黒

・不透明度:18%

・角度:90°

・距離:5px

・スプレッド:0

・サイズ:2px

・輪郭:線形

・ノイズ:0%

 

ここまででこのようになります。

 

 

水面を作成したら【Ctrl】+Jで2つ複製しておきます。

 

液体に色を付ける

水面の一番下に新規レイヤーを作成します。

 

 

【長方形ツール】を選択。

 

 

水面の楕円形の中心に合わせて長方形を作成します。

 

 

レイヤーパネルから【塗り】を0%に変更。

 

 

【Shift】を押しながら「水面のコピー2」「長方形」を選択。

 

 

【レイヤー】から【シェイプを結合】内の【前面シェイプを削除】を選択。

 

 

楕円形部分が欠けた長方形を作成します。

*わかりやすいように【塗り】を100%にしています。

 

 

結合されたレイヤーを選択しダブルクリックでレイヤースタイルを開きます。

 

 

レイヤースタイルの【グラデーションオーバーレイ】のみを選択しそれ以外は外します。

 

 

【グラデーションオーバーレイ】

・描画モード:リニアライト

・不透明度:30%

・グラデーション:透明から黒

・スタイル:線形

・角度:90°

・比率:100%

 

このようになっています。

 

 

「液体」レイヤーを【Ctrl】+Jで複製します。

 

 

【Shift】を押しながら「液体のコピー」と「水面のコピー」を選択。

 

 

【レイヤー】メニュー【シェイプを結合】から【シェイプを統合】を選択。

 

 

今度は楕円形と結合されたものを作成します。

*わかりやすいように【塗り】を100%にしています。

 

 

【塗り】を0%に変更。

 

 

これも「グラデーションオーバーレイ」のみを表示し設定します。

 

【グラデーションオーバーレイ】

・描画モード:カラー

・不透明度:100%

・グラデーション:透明から紫(好きな色でOK)

・スタイル:線形

・角度:90°

・比率:50%

 

名まえを「液体カラー」に変更しました。

 

 

ここまででこのようになっています。

 

泡と煙を追加

液体の下に「バブル」を配置。

 

 

次に水面の上に煙を配置します。

 

 

【Shift】+クリックで「煙」「水面」「液体カラー」「液体」「バブルコピー1」「バブル」を選択。

 

 

【Ctrl】+Gでグループ化したら「フラスコ」の赤枠を【Ctrl】+クリックし選択範囲を読み込みます。

 

 

【選択範囲】メニューから【選択範囲を変更】内の【縮小】を選択。

 

 

縮小値を9pxほどに設定しOK。

 

 

9px小さい選択範囲に変わりました。

 

 

そのままマスク追加をクリック。

 

 

マスクが作成され、フラスコの内側にすべてが収まっています。

 

 

次に、赤枠の液体部分にかぶっている煙を消していきます。

 

 

煙レイヤーにマスクを追加し、マスクサムネイルを選択。

 

 

【ブラシツール】を選択し描画色を黒にしてかぶっている部分を隠して調整したら完成です。

*Ps文字をフラスコに足しています。
少し長い工程でしたが、お疲れさまでした。

 

 

背景を消したら半透明な素材になります。

 

チュートリアル動画

まとめ

透明フラスコにするだけなら前半の工程までで完成します。

そこまでであれば「塗り」を0にして「レイヤースタイル」で効果をつければ出来上がりですので、透明な素材を使いたい場合簡単に作成できます。

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