フォトショップで人物写真をキャラクター風にしてみました。以下の手順でキャラクター風にレタッチできますので参考までに。
元画像

人物を切り抜く
まずは、人物の体と頭に分けて切り抜いていきます。
ペンツールで体を囲っていきます。

囲ったら右クリックから「選択範囲を作成」。

このとき「境界」のぼかし半径を0.5に設定します。

選択範囲を作成したら選択ツールにし右クリックから「選択範囲をコピーしたレイヤー」、
あるいは【Ctrl】+Jで選択範囲をコピーします。

頭も同様に行います。

レイヤーパネルで「頭」と「体」に分けられました。

大きさを「変形」
頭レイヤーを選択
、拡大し大きくします。

次に「体レイヤー」を選択し、
「編集」メニューから「変形」「遠近法」を選択。

肩幅を広げ逆三角形になるように変形させ、大きさを縮小させます。

このようになりました。

頭と体のレイヤーをせれぞれコピーしておきます。
*やり直しがきくようにコピーしただけなのでしなくてもOK。

「指先ツール」でぼかす
「頭」と「体」を「指先ツール」でぼかし写真の質感をペイント風に近づけていきます。
「頭」を選択し「指先ツール」にかえます。

強さを調整しながらドラッグし行います。
このときの注意ポイントは光が当たって反射している部分とそうでない部分をなるべく混ぜないように行ってください。

髭と眉毛部分以外すべて行います(地道な作業なので頑張って)。

質感が滑らかになりました。

「体」レイヤーも同様に行います。
「指先ツール」が完了したら2つのレイヤーを【Shift】+クリックで選択し、
右クリックから「レイヤーを結合」させます。

ここまででこのような感じになりました。

「髭」ブラシを作成し、髭を描画
髭ブラシを作成
します。
新規レイヤーを作成し他は目隠ししておきます。
「ブラシツール」を選択し大きさは1pxに変更、ズームし描画します。

「編集」メニューから「ブラシを定義」。

名前を「髭ブラシ」に。

結合させたレイヤー以外目隠しし、新規レイヤーを作成。

「ブラシツール」から「髭ブラシ」を選択。

「ブラシ設定」の「シェイプ」から「角度のジッター」を調整。髭がランダムな向きになるようにします。

「散布」を調整。

髭をブラシで描いていきます。余分にはみ出た部分は「消しゴムツール」で調整。

眉毛は以下のブラシを使用しています。
https://www.brushking.eu/223/fur-brushes-photoshop-cs3.html

ドラッグではなくクリックで眉毛は描画します。

不透明度を下げ髭と眉毛の濃さを調整。

「レイヤーを結合」させます。

「光と影」を描画
「覆い焼きツール」
を選択しハイライトをいれます。

「ハイライト」にし、露光度を下げ調整します。

鼻筋、おでこ、髪、ネクタイ、グラス、腕、服の反射などにドラッグでハイライトを入れていきます。

次に「焼き込みツール」を選択。

「中間色」にし露光度を調整。

影の部分を強調させます。

「ゆがみ」で口角を上げ、目を大きくする
表情を少し変えます。
「フィルター」メニューの「ゆがみ」を選択。

口角を上げ、目を大きくします。

最後に背景を入れて完成です。


チュートリアル動画
まとめ
今回のポイントは「指先ツール」でうまくなじませること、光が当たっている部分と影の部分をハッキリさせることです。
基本的にはこの方法で行けるので色々なキャラを作ってみると面白いです。
今回は「人物写真をキャラクター風にレタッチしてみよう!」でした。
また次回お楽しみに。
お疲れ様でした。