Photoshopで文字を燃え盛るリアルな炎で装飾する方法です。
背景を作成
新規ドキュメントを作成します。
・幅:1,200
・高さ:850
【塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成】から【べた塗り】を選択。
カラー;200d07
テキスト入力
フォント:Aller Light
サイズ:230
このような文字が作成されます。
作業用パスを作成
テキストレイヤー上で右クリックし【作業用パスを作成】を選択。
文字の周りにパスが作成されます。
「フィルター」で「炎」を適用
パスを表示させたまま新規レイヤー作成。
テキストレイヤーは非表示にしておきます。
【フィルター】メニュー【描画】から【炎】を選択。
【基本】
【長さを乱数的に変化させる】のチェックを外し、
【ループ間隔を調整】にチェックを入れておきます。
・炎の種類:2.複数の炎(パスに沿う)
・長さ:114
・幅:35
・間隔:45
・画質:高(低速)
【詳細】
【シェイプを乱数的に変化させる】にチェックを入れておきます。
・乱流:40
・ギザギザ:20
・不透明度:50
・炎の線(複雑さ):30
・炎の下端を揃える:20
・炎のスタイル:2.バイオレンス
・炎の形状:5.ポインティング
炎を作成したらパスを削除しておきます。
ここまででこのような文字ができました。
雲模様を加える
新規レイヤーを作成
します。
【塗りつぶしツール】を選択。
カラーは白と黒で、白を前面にしておきます。
クリックし白で塗りつぶします。
白で塗りつぶしたレイヤーを右クリックから【スマートオブジェクトに変換】。
もう一度右クリックから【クリッピングマスクを作成】。
このような表示になります。
レイヤーパネルはこのようになっています。
そのまま【フィルター】メニュー【描画】から【雲模様1】を適用。
雲模様1が適用されこのような文字になっています。
ここまででレイヤーパネルはこのような状態になっています。
フィルターギャラリーを適用
次に【フィルター】メニュー【フィルターギャラリー】を選択。
【スケッチ】内から【浮世彫り】を選択。
・ディテール:14
・滑らかさ:3
・照射方向:下へ
パネル右下にある+(新しいエフェクトレイヤー)をクリック。
先ほどと同じ設定の【浮世彫り】が追加で適用されます。
このように重ねて適用されました。
もう一度+(新しいエフェクトレイヤー)をクリック。
【ブラシストローク】内の【はね】を選択。
・スプレー半径:10
・滑らかさ:5
ここまででこのようになります。
レイヤーパネルから【ソフトライト】に変更。
レイヤーパネルからオレンジ部分をダブルクリックし【レイヤースタイル】パネルを開きます。
【レイヤー効果】を選択し【このレイヤー】部分のカーソルをドラッグし調節します。
カーソルは【Alt】を押しながらドラッグで分裂させることができます。
ここまでで文字はこのようになりました。
炎テクスチャを追加
素材はこちらのサイトから
より燃えている炎の感じを出すためテクスチャを重ねていきます。
描画モードをスクリーンにし位置など調整しながらかさねていきます。
【塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成】あるいは【イメージ】メニュー
【色調補正】から【色相・彩度】を選択。
・色相:+5
・彩度:-36
・明度・0
に設定しました。
レイヤーパネル・文字はこのようになっています。
この要領で炎を増やしていきます。
煙テクスチャを追加
次に炎に煙を追加していきます。
描画モードをスクリーンにして文字に重ねていきます。
重ねたら色相・彩度を調節していきます。
【色彩の統一】にチェックを入れ、
・色相:217
・彩度:25
・明度:-40
に設定しました。
【レイヤースタイル】パネルを開き【レイヤー効果】を選択。
【下になっているレイヤー】のカーソルをドラッグし調整。
また、不要な部分の煙はマスクしブラシで消してあります。
同様に煙を追加していきます。
火花テクスチャを追加
素材はこちらのサイトから。
描画モード:覆い焼き(リニア)加算
*使用する素材によって変更
火花を文字の角などに重ねていきます。
さらに違う火花素材を追加。
描画モード:カラー比較(明)
不透明度:79%
ここまででこのようになっています。
テキストレイヤーをコピーしぼかす
テキストレイヤーをコピー
し選択。
【フィルター】メニュー【ぼかし】から【ぼかし(ガウス)】を選択。
半径:23.0
・描画モード:ハードライト
・不透明度:30%
テキストの下に全体的な煙を追加。
マスクしテキスト下側を消しています。
*ここは省いてもOKです。
火の粉テクスチャを追加
一番上に火の粉のテクスチャを追加します。
・描画モード:覆い焼き(リニア)加算
・不透明度:81%
不要な部分はマスクしブラシで削除していきます。
ここまででこのように仕上がっています。
カラールックアップを適用
最後の仕上げです。
レイヤーパネル【塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成】から、
【カラールックアップ】を選択。
【属性】パネル
・3D LUTファイル:FoggyNight,3DL
【レイヤーパネル】
・不透明度:15%
これで完成です。
お疲れ様でした。
チュートリアル動画
まとめ
テキストから作業用パスを作成し炎フィルターを適用するだけでも「炎テキスト」ができますが、テクスチャを追加して行くことでより燃え盛る炎を演出できます。
使用する素材によっては「描画モード」「色相・彩度」など微調整してください。
今回は「【Photoshop】文字をリアルな炎の形にする炎テキスト」の作成でした。
また、次回をお楽しみに。