フォトショップで被写界深度を浅くし、対象物にフォーカスをあてたコラージュ合成。
今回使用した画像
選択範囲を作成し「マスク」、配置。
「選択ツール」で選択範囲を作成します。
今回は「クイック選択ツール」を使っています。

「レイヤーパネル」から、
「レイヤーマスクを追加」アイコンをクリック。

この作業を「少女とヤギ」「丘」「キノコ」に同様に行い「風景」を足します。
「蝶」「ハット」「カメ」はすでに切り抜かれているので行っていません。
「レイヤーパネル」でこのように配置します。

画像ではこのように配置しました。

「風景」以外をグループ化し、新規レイヤーで「影」を作成する
【Shift】を押しながらクリックし「風景」以外を選択し。
「新規グループ作成」アイコンをクリックしグループ化します。

このようにグループ化されました。

グループ内の一番下に「影(新規レイヤー)」を作成します。

「少女とヤギ」「猫」の下に「ブラシツール」の黒で影をつけます。
「不透明度」を下げておきましょう。

次に「少女とヤギ」のマスクアイコンをクリック選択、

「ブラシツール」からペン先を草に変更し、草に埋もれたように描画します。

同様に「猫」のマスクアイコンをクリック選択し、

「ブラシツール」、ペン先を草にし描画します。
このように、草に埋もれ自然な感じになります。

次に、「キノコ」「丘」の根元を修正します。
先ほどと同様にマスクアイコンをクリック選択、
「ブラシツール」、ペン先は丸いものに変更し消したい部分をドラッグしていきます。

このように遠近感に違和感がなくなりました。

今度は「蝶」「ハット」の影も作成していきましょう。
まずは「蝶」の下に「手の影(新規レイヤー)」を作成し配置します。

配置したら「少女とヤギ」のマスクアイコン上で、
【Ctrl】+クリックし選択範囲を読み込みます。

このように「少女とヤギ」の選択範囲が作成されます。
これで蝶の影をブラシで作成したとき、はみ出すことはなくなります。

次は「ハット」に影を作成します。
「ハットの影(新規レイヤー)」を作成し、

「ブラシツール」でハットの下に影をつけていきます。
ここまでで画像はこのようになります。

「照明効果」で光の当たり具合を調節
「少女とヤギ」レイヤーを選択します。

「フィルター」メニューから、
「描画」、「照明効果」を選択します。

「スポットライト」を対象物の左上くらいにドラッグして調整します。
「属性パネル」で、数値を変更します。

「猫」も同様に、左上くらいにスポットライトをドラッグし調整します。
ここまでで画像はこのようになります。

「虹彩絞りぼかし」で風景をぼかし対象物を際立たせる
「レイヤーパネル」で「風景」「丘」「キノコ」を表示させ、
それ以外は目隠ししておきます。
*このとき「風景」はドラッグしてグループの中に入れておきましょう。

「レイヤーパネル」で右クリックし「表示レイヤーを統合」します。

統合した「風景 丘 キノコ」レイヤーを選択。

「フィルター」メニュー「ぼかしギャラリー」、「虹彩絞りぼかし」をクリック。

ドラッグでサークルを移動させ、
「ぼかし」を7PXほどに調整します。

ここまでで画像はこのようになります。

「猫」をレベル補正で調整、「フィルター」を適用
「レイヤーパネル」で「猫」レイヤーを選択。

「イメージ」メニュー、「色調補正」、「レベル補正」を選択し微調整します。
*この部分は、画像によって変わってくるので数値などは割愛します。

グループを予備用にコピーし目隠ししておきます。

「グループ1のコピー」を選択し、
「レイヤーパネル」で右クリック、「スマートオブジェクトに変換」。

このように「スマートオブジェクト」に変換されました。

では、ようやく最後です。
「フィルター」メニューから、
「Nik Collection」、「ColorEfexpro4」を選択。

「ウォームサンセット」を選択し、

以下の数値に調整。

これで完成です。

まとめ
基本的な合成は、「光」「影」「遠近感」を調整すれば「それっぽく」合成できてしまうので、色々組み合わせてやってみると成長していくと思いますので、ぜひチャレンジ。
また、「Nik Collection」が表示されていなければ、