フォトショップで人物が粉々に分散していく「dispersion-effect(分散効果)」方法です。
「塗りつぶし」で背景を作成
レイヤーをドラッグしコピーします。
下のレイヤーを選び、右クリックから「レイヤーをラスタライズ」します。
「なげなわツール」を選択。
人物をざっくり囲みます。
囲ったら、右クリックから「塗りつぶし」。
「コンテンツに応じる」でOK。
このようにコンテンツになじんで背景を作成できました。
ペンツールで選択範囲を作成しコピー
もう一つのレイヤーを選び、「ペンツール」を選択し、人物を囲みます。
囲ったら右クリックから「選択範囲を作成」。
選択範囲が作成されたら、「選択ツール(なんでもOK)」を選び、
右クリックから「選択範囲をコピーしたレイヤー」をクリック。
レイヤーパネルではこのようにならんでいます。
コピーし「ゆがみ」を適用
切り抜いたレイヤーをコピーし、下のレイヤーを選びます。
「フィルター」メニューの「ゆがみ」を選択。
サイズ、密度、筆圧を以下に設定。
下から上に向かってドラッグし引き伸ばします。
このように引き延ばされました。
マスクを追加します。
マスクサムネイルを選択し、
【Ctrl】+Iでマスクカラーを反転させます。
このように、黒に反転します。
もう一つの上にあるレイヤーをコピーしておき、マスクを追加します。
ブラシで分散させていく
最初に黒のほうのマスクサムネイルを選択。
ブラシツールでカラーを白にし、ブラシ先端を「debrs11」に変更します。
追加していない場合「Rough Round Bristle」でもOKです。
ドラッグではなくクリックしながらマスクを追加していきます。
このようになります。
次にもう一つのマスクサムネイルを選択。
赤丸のレイヤーは目隠ししておきます。
ブラシカラーは黒にし、ブラシ先端を「Rough Round Bristle」に設定。
人物を消していきます。
このように分散されてきました。
分散量を調整
分散量を調整します。
黒マスクサムネイルを選択し、先ほどと同様のブラシ設定をします。
ブラシサイズや不透明度を調整し、カラーは黒に設定。
分散量が調節されました。
次に消えすぎた人物を調整します。
白マスクサムネイルを選択し、ブラシは〇を使用。カラーは白に変更します。
このように調整しました。
三角の破片を作成します
一番上のレイヤーを選択します。
多角的選択ツールで三角に選択します。
右クリックから「選択範囲をコピーしたレイヤー」。
これを各部分(髪、服、ズボン、靴)で行います。
レイヤーパネルはこのようになります。
このパーツ(髪、服、ズボン、靴)のレイヤーを【Ctrl】+Jでコピーしばらばらに配置します。
作成したパーツを【Shift】+クリックで全て選択しグループ化しておきます。
グループレイヤーを選択し、「レイヤースタイル追加」アイコンから「ベベルとエンボス」をクリック。
以下のように設定します。
少し立体的になり、レイヤーパネルのグループに適用されます。
グループレイヤーをコピーし「ぼかし」を適用
グループレイヤーをコピーします。
コピーしたグループレイヤーを選択し、
右クリックから「グループを統合」します。
統合したレイヤーを選択し、
「フィルター」メニューの「ぼかし」から「ぼかし(移動)」を選択。
数値を変更します。
このようになりました。
テキスト入力とぼかし
テキストを入力。
テキストレイヤーをコピーし、
レイヤー上で右クリックから「テキストをラスタライズ」します。
「フィルター」メニューの「ぼかし」から、「ぼかし(移動)」を選択。
数値を以下のように変更。
このように文字に落下するスピード感がつきました。
最後に、ぼかしたテキストレイヤーを移動させ完成です。
チュートリアル動画
まとめ
少し工程は多いですが、この要領を覚えると応用でさまざまな「dispersion-effect(分散効果)」を使った作品ができます。
ほとんど似た要領で違った表現の作品です。