グラデーションは好きな色を合わせて作成することができ、不透明度も設定できるようになっています。グラデーションの作成には「グラデーション」パネルまたはグラデーションツールで作成できます。
「グラデーション」パネルで作成・編集
新規でグラデーションを作成する場合や適用済みのものを編集する場合は、「グラデーション」パネルで行います。
「グラデーション」パネルは「ウィンドウ」メニューから「グラデーション(【Ctrl】+F9)」を選択か「グラデーションツール」アイコンをダブルクリックで開くことができます。
赤枠の開始点、終了点をダブルクリックすると、「カラー」パネルが開くので、色の設定を行います。またオレンジ枠で「カラー」パネル、「スウォッチ」パネルの切り替えができます。
このように、グラデーションになります。上記の黒枠のドラッグでグラデーションの中間の位置を調整できます。
また、色を決めるときカラースペクトルでおおかたの色を選択し、その後スライダーで調節できます。
「塗り」と「線」をダブルクリックし「カラーピッカー」を開いて色を指定することもできます。
パネルの、右上をクリックすると「グレースケール」「RGB」「CMYK」などのモードに切り替えできます。
「グラデーション」パネルの詳細
種類
種類には「線形」と「円形」の2種類があります。
「円形」の場合、縦横比の設定ができ円から楕円などに変更ができます。
角度
グラデーションの角度を編集できます。
通常は「0°」になっています。「90°」にした場合下図のように上下のグラデーションになります。
開始点、終了点、中間点の設定
それぞれのグラデーションスライダーをドラッグすることで開始点の位置、終了点の位置、中間点の位置を変更することができます。
また、「グラデーションスライダー」は増やすことも減らすこともできます。赤枠部分をクリックすると増やすことができ、減らす場合は選択しゴミ箱アイコンをクリックで減らすことができます。
不透明度の設定
開始点や終了点をクリックで選択し、不透明度を設定できます。
終了点を選択し「不透明度」を30%にした場合下図のようになります。
「線」のグラデーション適用
線に対してどのようなグラデーションを適用するかを設定できます。
適用させるオブジェクトを選択し、「グラデーション」パネルの「線」カラーアイコンをクリックして選択します。
すると、3つの選択ができるようになります。
線にグラデーションを適用
オブジェクトのバウンディングボックスに対してグラデーションがかかり、また角度指定も可能になります。
パスに沿ってグラデーションを適用
線端から線端に向かってグラデーションがかかります。
パスに交差してグラデーションを適用
線の幅方向(パスに対して垂直)にグラデーションがかかります。
「グラデーションツール」を使ったグラデーション
グラデーションツールでは、オブジェクト上でプレビューしながらグラデーションの大きさ、角度などが設定できます。
使い方は、オブジェクトを選択し「グラデーションツール」をクリックします。
すると、スライダーが表示されます。
スライダーをドラッグで、縦横斜め、大きさなど、グラデーションの調節が行えます。
「グラデーション」パネルの「グラデーションを編集」でも同様に編集できます。
作成したグラデーションをスウォッチに追加
作製したグラデーションをまた使いたい場合「スウォッチ」に追加し再利用できます。「グラデーション」パネルの▼をクリックし、「スウォッチに追加」を選択します。
「スウォッチ」パネルを開くと作成したグラデーションが追加されます。
そのまま「スウォッチ」パネルからも追加できます。対象のオブジェクトを選択した状態で「スウォッチ」パネルの「新規スウォッチ」をクリックします。
好きな名前を付けて「OK」をクリック。
「スウォッチ」パネルに追加されます。
削除したい場合右下の「スウォッチを削除(ごみ箱アイコン)」で削除できます。