【illustrator】ドキュメントの作成と保存/アートワーク画面の設定方法

最初に行うことはドキュメントの作成です。新規アートワークの作成、テンプレートからの作成、すでに保存されているアートワークの開き方、アートワークの書類設定、印刷領域設定の方法の紹介です。

新規ドキュメントの作成する

新規で作成する場合「ファイル」内の「新規(【Ctrl】+N)」を選択します。

 

 

新規ドキュメントが開いたら用途にあわせて上部から選択します。選択するとその規格が「プリセット詳細」に表示されます。また右下の「詳細設定」でも設定ができます。

 

「詳細設定」をクリックすると詳細を設定する画面が開きますので、そこから用途に応じて詳細を設定していきます。

 

「プロファイル」右の▽をクリックすると「プリント」「Web」「モバイル」「フィルムとビデオ」「アートとイラストレーション」など用途に応じた典型的な設定がされています。

 

選択したプロファイルによって「サイズ」内に項目が表示され選択できます。

 

 

【プロファイル】
作成するファイルの目的に応じたドキュメントプロファイルを選択し、作成していきます。

 

 

【アートボードの数】
設定数は1~100で、複数のアートボードを選択した場合、アートボードに並ぶ数や間隔、列数も指定できます。詳細はアートボードの設定方法

 

 

【サイズ】
サイズの指定や表示単位の設定が行えます。幅や高さの単位は「プリント」「アートとイラストレーション」ではmm、その他はpx(ピクセル)で設定されています。

 

 

【カラーモード】
ドキュメントカラーモードを設定できます。印刷物であればCMYK、それ以外、Webや映像素材の作成の場合はRGBを選択します。変更は後からでも可能です。

 

 

【ラスタライズ効果】
効果メニューを使用した際のオブジェクトがラスタライズ(ビットマップ化)して表示される際の解析度の設定です。印刷物などの場合「高解析度(300ppi)」、Webや映像素材などは「スクリーン(72ppi)」を選択します。

 

 

【プレビューモード】
プレビューモードの設定を行えます。詳しくは「Illustrator(イラストレーター)の画面表示モード」。

 

【テンプレート】
illustratorCCにはテンプレートが用意されております。「ファイル」メニューから「テンプレートから新規」でも開けます。

 

 

これらを使えば作成物に合った大きさで作成できるので非常に便利です。バナー広告を選ぶとこのような配置で用意されています。

 

 

保存ファイルを開く

「ファイル」メニュー「開く」から任意の場所に保存してあるファイルを開くことができます。

 

illustratorで開くことが可能なファイル形式は以下になります。

 

BMP、EPS、CGM、DXF、GIF89a、PS、AI/AIT、JPEG、JPEG2000、DOC/DOCX、PCX、PDF、PICT、PIXAR、PNG、DWG、RTF、PSD/PDD、FXG、Targa、TIFF、EMF、WMF、SVGZ、TXT、SVG、CorelDraw(英語版)。

PDFを開く場合一度に1ページづつしか開くことができません。ダイアログボックスで開きたいページを選択して開きます。

 

配置する

現在開いているドキュメントに、別のファイルを読み込むことができ「配置」といいます。配置には「リンク」と「埋め込み」があり、リンクは元のファイルとリンクが維持されていて、元データが更新されるとIllustrato上で表示されているデータも自動的に更新されます。Photoshopで作成した画像やカメラで撮影した写真などもアートワークの一部として利用できます。

配置する場合「ファイル」メニュー「配置」から読み込むデータを選択します。

クリックやドラッグで配置できます。PSDファイル(Photoshop形式)を開きました。

配置しリンクされている画像はコントロールパネルで「Photoshopで編集(以前はオリジナルを編集)」をクリックすると、Photoshopが起動し編集することができます。Photoshopで編集したらPhotoshopメニュー内の「ファイル」から「保存」でIllustratoに配置したデータも自動で更新されます。

また、元データとリンクを解除して別のデータ(独立したデータ)として扱いたい場合、コントロールパネルの「埋め込み」をクリックするとリンクが解除されます。

ドキュメントの保存

ドキュメントを保存する場合、主に「保存」「別名で保存」「書き出し」があります。「保存」はこれまでに保存したことがあり、すでにファイルが存在している場合上書き保存されます。初めて保存する場合や別のデータとして保存する場合「別名で保存」を選択します。メニューバーの「ファイル」メニューから選択できます。

「別名で保存」した場合「ファイルの種類」を選択し保存します。Illustratoの基本形式はAIになります。

 

 

AIで保存した場合「バージョン」を選択することができます。CC以前のバージョンでも開けるようにすることもできます。

 

Web用などJPEG(JPG)、PNG、GIFなどの形式で保存したい場合「書き出し」から行います。

 

Adobe Bridgeの使い方

Adobe Bridgeを使うと、アートワークや配置したい画像をプルビューで確認しながら開くことができます。Adobe BridgeはPhotoshop、Illustratoなどと一緒にインストールされるファイル管理アプリケーションです。指定条件によるファイルの絞り込みや、メタデータ(ファイル情報)の表示などが可能です。

開くときは「ファイル」メニューの「Bridgeで参照(【Alt】+【Ctrl】+O)、またはアプリケーションバーのBrアイコンをクリックすると開きます。

 


 

 

ドキュメント設定の確認と変更・タブ表示

新規ドキュメント作成で選択したドキュメントファイルの設定内容の単位や断ち落ちライン、透明グリッドなどの確認、変更を行えます。

「ファイル」メニュー「ドキュメント設定(【Alt】+【Ctrl】+P)」で開くことができます。

 

 

・タブ表示

複数の作成やファイルを開いたときなど上部にタブで表示されます。

 

 

タブをそれぞれに選択して画像画面を切り替えることもできますが、一画面に分割して表示させることも可能です。

 

 

赤枠で設定ができます。それぞれを選択に一画面で同時に作業ができるようになります。

 

 

作業状態の登録方法

表示させていた倍率、状態を登録しておき、メニューから選択すると作業状態の画面を再び呼び出すことができます。

登録しておきたい状態で、上部の「表示」メニュー「新規表示」を選択します。

 

任意で名前を付け「OK」。

 

 

すると「表示」メニューの一番下に登録されます。

 

 

削除したい場合は「表示」メニューの「表示の編集」から削除できます。

 

 

作成中のイラストと連動した同じウィンドウを開く

上部の「ウィンドウ」から「新規ウィンドウ」をクリックすると連動した作成中のウィンドウが作成されます。ですので、一つは作業用にアウトライン表示、もう一方をプレビュー用になどすれば、確認しながら作業ができます。

 

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